裁量で負ける思考回路:相場分析にのめりこんで、自分のストーリーに盲目的になる

私も最初は裁量トレードをやっていましたが、技術面以上にメンタル面で本当に向いてないと痛感しました。失敗する経験を考えてみるとある一定の法則を見つけました。結果的に、私はこの流れから抜け出せないと判断し、機械的なトラリピに移行しました。

 

 

目次

ポジションを持つまでのフロー

一般的に相場分析をして、ポジションを持つという行為までは、下記のフローをたどります。

1.チャート分析
2.イケそうなポイントを見つける
3.投資するかの判断
4.ポジションを持つ
さて、一般的に「投資ではポジショニングと並んでメンタルも大事」と言われます。まさに私は、1の相場分析を行って、2のポイントを見つけてしまうと、もう投資せざるを得ない(早く投資したい)と、前のめりになってしまいます。ここの罠は、自分で分析して、誰かとディスカッションすることもないので、自分がイケる!と思ったら、3も当然YESしか回答がなくなって、ポジションを持つことになって、下記のフローになってしまいます。

 

 

私がはまる落とし穴①:ポジション持つとき

通常、ポジションを持つときは
1.チャート分析
2.イケそうなポイントを見つける
と記載しましたが、私の場合は、「1.チャート分析」を行っている最中に「2.イケそうなポイントを見つけた」ことになるので、1.2がほぼ同時に行われていました。わかりやすく言うと、自身の戦略がなく、相場予想にかけるだけのコイントス・ギャンブルになっていました。そのため、2でポイントを見つけた時点で、中立の目線で見れなくなっているので、投資するかの判断=ポジションを持つになってしまいます。

 

 

私がはまる落とし穴②:出口戦略

では、出口戦略のフローを見ていきましょう。

一般的:ポジションを決済するまでのフロー
1.チャート分析
2.指値(or逆指値)を入れる
  →決済を待つ(必要により修正)
非常にシンプルです。チャート分析したときに目標値も計算していますので、淡々とその値を入力してクリックすればいい。それだけなんです!
ですが、そんな機械的にいかないのが人間・・・
”必要により”って、自分を納得させるのに便利な言葉。
メンタルが自分の分析を歪めてきます。
<失敗:ポジションを決済するまでのフロー>
1.チャート分析
2.指値(or逆指値)を入れる
  →必要により修正
   (自分の都合のいいストーリー通りに修正)
  →決済を待つ
   (祈る)
前提として基本的に自分が儲かると思って(正しいと思って)ポジションを持っているため、自分の都合のいいに考えているバイアスに支配されています。特に、過去に自分のストップが狭すぎて引っかけられた経験を思い出すと、損切幅を当初予定からどんどん拡大していきます。しかも、自分で間違っているという罪悪感はほとんどなく!(自分の中では、長期的に見れば利益が出るため、ここで刈られるのは惜しい。”必要に応じた”判断として、ストップを下げようという気持ちに!)
こうなると、もう泥船。最終的に祈るしかありません。

このメンタルフローにならずに成功している個人投資家の皆さんもたくさんいますが、私はこのスパイラルから抜け出せそうにないと感じているため、結論として機械的なトラリピに移行しました。

以上が、大まかに裁量トレードで勝てなかった理由です。それでは!

今日の記事はいかがでしたか?、Enjoy your life

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